■当団体について
設立経緯
RITA-Congoは、コンゴ民主共和国(以下、コンゴ)の紛争下における性暴力と紛争資源取引によるグローバル経済とのつながりを検証し、日本およびコンゴをはじめとする政府、政府機関、企業、メディア、NGO、市民社会の意識を向上させることを通じて、コンゴの紛争解決および平和の実現に寄与することを目的とする特定非営利活動法人(NPO法人)です。2016年3月に任意団体「コンゴの性暴力と紛争を考える会(ASVCC)」として活動を開始し、2019年12月にNPO法人を設立しました。
代表理事
華井和代(東京大学講師)
元高校教師。コンゴ東部での紛争状況から、国連による紛争解決への取り組み、各国政府や企業による紛争鉱物取引規制の実施状況、先進国における消費者の認識調査を研究。主著は『資源問題の正義―コンゴの紛争資源問題と消費者の責任』(東信堂、2016年)、『ムクウェゲ医師、平和への闘い―「女性にとって世界最悪の場所」と私たち』(岩波書店、2024年、立山芽以子氏・八木亜紀子氏との共著)。
顧問
米川正子(神戸女学院大学教授)
国連難民高等弁務官事務所 (UNHCR) コンゴ東部のゴマ元所長。ルワンダ、コンゴ共和国、スーダンとタンザニアなどでも約 10 年間、難民や国内避難民の保護や支援に従事。日本平和学会理事。研究分野は国際関係論、特にコンゴやルワンダの紛争、平和、難民、人権問題。主著は 『世界最悪の紛争「コンゴ」—平和以外に何でもある国』(創成社、2010 年)、『あやつられる難民―政府、国連、NGOのはざまで』(ちくま新書、2017年)『Post-Genocide Rwandan Refugees, Why They Refuse to Return ‘Home’: Myths and Realities』 (Springer, 2020)」など。