【オンライン模擬講義の感想をいただきました】茨城県立日立第一高校2年次生のみなさんより

茨城県立日立第一高校の2年次生を対象とした「ホームルームセミナー」にて、本会の華井共同代表が「コンゴの紛争資源問題とムクウェゲ医師の活動」というタイトルでオンライン模擬講義を行いました。日立第一高校のご承認をいただき、講義に参加した生徒の感想を一部紹介させていただきます。

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〇生徒の感想文(一部抜粋)

・私たちが平和で生活している裏で、コンゴの人々は貧困や性奴隷などで苦しんでいると

 知りました。私たちにできることはなにか改めて考えるべきだなと思いました。

・私は今まで、アフリカの紛争について大雑把な知識しかなかったので、武装勢力や性暴力

 などのコンゴの現状を知ってとても驚いた。また、今後の女性たちのために空手着を送った

 高校生のように、私も自分で何か始めることができればいいなと思った。

・私たちの生活に欠かせない電気製品には、コンゴで採れた鉱物がたくさん使われていて、

 そこでは紛争や児童労働が起きているかもしれないということに衝撃を受けました。資源に

 依存した経済がもたらす問題は他の国でも起きているのではないかと思いました。性暴力が

 力を示すために利用され、武装勢力による紛争がなくならないのは複雑な要因があるのだろうな

 と考えました。これらの問題は日本でも同じ地球上でおきていることとして、もっと取り上げ

 られるべきだと感じました。 

・日本のニュースではほとんど報道されないアフリカで起きている紛争。今回の講義を通して

 アフリカのリアルな現状を知ることができた。また、紛争だけでなく、資源はあるが生産力がない

 産業の問題にも目を向ける必要があると感じた。まずは日本がアフリカの問題を自分ごととして

 とらえることがとても大事だと思った。


〇担当教諭のコメント

「ホームルームセミナー」は本校PTAと職員が協力して実施する本校の特色ある行事の一つで、当日は午後の2時間(60分×2コマ)を用いて行いました。生徒たちは、様々な研究を行う8人の大学の先生の講義の中から事前に2つを選び聴講しました。

 華井先生の講義では、スマートフォンといった生徒にとって身近なモノを用いて、その中に含まれる様々な鉱物資源の採掘と物流について説明し、コンゴの人々の生活や苦しい状況について分かりやすく教えてくださいました。

 生徒にとっては、心理的にも物理的にも距離があるコンゴ民主共和国ですが、今回の授業を通して、現代社会の複雑さと距離に関わりなく人々の生活が深く結びついていることを感じてくれたと思います。

 感想を読むと、紛争や性暴力に私たちが少なからず関わっていることに、ショックを受けた生徒もおりました。しかし、今回の講義を通して、「自分にできることは何か勉強してみたい」とか「何か助けになりたい」、「行動を起こすことが大事だ」といった生徒の感想が見られ、今後の行動や考え方に変化があった生徒も多数いたことがわかります。

 2015年に国連で採択されたSDGsの締切が近づく中で、経済的には比較的豊かな私たちが貧困や飢餓といった問題に苦しむ人々やその生活にどれだけ関心を持てるかが重要だと考えています。今回の華井先生の講義は、そういったきっかけをもたらす大変重要な機会であったと感じました。

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講義の後半では参加生徒から、国連PKOの役割など、重要な点に注目した質問が寄せられました。事前学習を含めて学びの機会を整えてくださった日立第一高校の先生方に心から御礼を申し上げます。これからも多くの学校でコンゴについて取り上げていただけることを願っています。