top of page

【外部講演報告】茨城県立日立第一高校1年のみなさんより講演の感想をいただきました

2024年9月14日(土)、茨城県立日立第一高校の1年生を対象とした「ホームルームセミナー」にて、本会の華井代表理事が「大学研究者兼NPO代表のリアルな仕事―アフリカ紛争研究者の場合」というタイトルでオンライン講義を行いました。

日立第一高校のご承認をいただき、講義に参加した生徒の感想を一部紹介させていただきます。


***

○生徒の感想文(一部抜粋)

・この講座を聞いて、驚いたことがあります。携帯電話や電子機器の中の原料が紛争に関わっているという話を聞いてとても驚きました。特に電子機器などで使われる鉱物などをめぐって、紛争が起きていると聞いて本当に驚きました。また、私たちにできることは、知る、語る、行動するなどなので友達などにこの講座の内容を教えたいと思います。


・華井先生のように「この学問を学びたい」というようなものが無い私にとって紛争などについて研究されている先生からの講義はとても貴重な経験となりました。講義を聞いていて特に印象に残ったのは紛争により発生する性暴力被害についてです。ある地域には「女性は男性に守られる存在」という考えが根付いていて、女性が性暴力被害に遭うのは「男性は女性を守ることができない」と示すためであると聞き、衝撃を受けました。そのような理由で大勢の女性が一生癒えることのない傷を負っているということに恐ろしさを感じます。被害に遭った方への医療ケア、生活再建支援、精神的ケアなどに努める方々がいることを知りました。そんな活動をする方々を尊敬すると同時に自分もそのような仕事に関わりたいなと感じました。今日は本当に素晴らしい講義をありがとうございました。


・研究の方法はただ座って調べまくるという方法の他にも、実際に現地に行って現地の人に話を聞くなどの方法もあることがわかりました。紛争などは簡単に解決できるような問題でないし、簡単に貢献できることでもないと思うが、それについて知ることがまず第一歩であることがわかりました。今回聞いた紛争などのお話をまずは家族に伝えてみようと思いました。本日はお忙しい中素敵な講演を行なってくださりありがとうございました。


・今までの私は、アフリカで起こっている紛争というものは、遠くよく分からない出来事だしどうしようもないんだろうなと考えていました。しかし、今回の講座を受けることでコンゴの現状や紛争の原因、解決策についてよく知ることができ、また解決策には私にもできるようなことがあり、「バタフライエフェクト」の言葉を信じてこれから私にできることを少しづつ行動していけたらいいなと思いました。

・戦争解決に関する職業にはもともと興味があったので、進路選択にとても役立つ内容でした。アフリカの紛争で起きている被害、現地の人の心境、私たちが全く関係していないわけではないということなど、自分ごとして捉えることができて、とても良かったです。

***


今回は「社会人講和」の講座であったため、研究者兼NPO代表としての仕事の紹介もしました。研究者という職業のイメージが漠然としてた生徒たちから、何をする役割なのかがわかったという声が聞かれて将来が楽しみになりました。

事前学習を含めて充実した学びの機会を整えてくださった日立第一高校の先生方に心から御礼を申し上げます。これからも多くの学校でコンゴについて取り上げていただけることを願っています。

Comments


bottom of page