【コンゴ情報】ジョゼフ・カビラ前大統領が新たな政治・軍事組織の議長に就任(2026/10/12)
コンゴ民主共和国(コンゴ)の東部ではエボラ出血熱の流行が過去最悪の事態になっていると報告される一方、10月12日には反政府武装勢力が新たな政治・軍事組織「国家再建戦線(FRN)」を設立し、ジョゼフ・カビラ前大統領がその議長の座に就くという異常事態になっています。
10月20日
ナビ・ピレイ氏のノーベル平和賞受賞に際して
2026年のノーベル平和賞がナバセネム・ピレイ(ナビ・ピレイ)氏に授与されることが発表されました。南アフリカの法律専門家であり、元国際刑事裁判所(ICC)判事であるピレイ氏は、「国連マッピング・レポート」(2010年10月発表)を担当した元国連人権高等弁務官でもあります。 国連マッピング・レポートは、1993年から2003年にかけてコンゴで発生した617件の深刻な人権侵害について詳細な調査を行い、国際法廷のような司法メカニズムの設立、あるいは特別混合法廷、真実委員会を設立すること、また再び罪を犯さないための保障プログラムも提案しています。しかしながら、公表から16年を経ても、報告書の提案は実現されず、加害者が処罰されないままになっています。ムクウェゲ医師は、本報告書の内容を再検討し、加害者の処罰を行うことを訴えています。 RITA-Congoは、国連マッピング・レポートの重要性を認識し、サマリーを日本語訳してHPに掲載しています。 この機会にぜひご一読いただければ幸いです。 https://www.rita-congo.org/single-po
10月14日
【コンゴ情報】30年に及ぶルワンダのコンゴ侵攻について記した書籍 『Rwanda's 30-Year Assault on Congo』(Judi Rever著)発売のご案内
コンゴ紛争が始まって今年で30年が経ちます。国際ジャーナリストのJudi Rever 氏による新刊『 Rwanda's 30-Year Assault on Congo: the Crimes, the Criminals and the Cover-Up 』が3月1日に発売されました。 Rever氏は、2021年2月に弊会で開催したセミナー 「アフリカ大湖地域における紛争解決プロセスの誤導―コンゴ紛争とRPF(ルワンダ現政権)の言説をめぐって」 にも登壇されました。 30年も続くルワンダによるコンゴ侵攻について書かれている本書では、 ルワンダ愛国戦線( RPF)の ポール・カガメによる作戦の根源と、米国およびその同盟国によって与えられた不処罰の特権を追跡しています。 ご関心のおありの方はぜひご一読ください。 書籍詳細ページは こちら 。
3月17日
【コンゴ情報】コンゴ東部でM23に殺害されたとみられる171人の遺体が発見される(2026/2/27 AP通信)
コンゴ東部に位置する南キヴ州における最近M23が撤退した地域において、計171人の遺体が発見されたとのことです。M23に殺害されたとみられております。 https://apnews.com/article/congo-mass-graves-uvira-m23-rebels-cbc711ebbb230bced71c3af11cd17a63 アメリカの仲介の元、コンゴ・ルワンダ間で和平合意が結ばれているにも関わらず、2025年12月にはコンゴ東部の要衝ウビラがM23によって制圧されたり、今回の殺戮が行われた疑いがあったりと、合意の履行がないがしろにされている可能性が高いことを注視し、国際社会として圧力をかける必要があるかと思います。
2月28日
【コンゴ情報】コンゴとルワンダがアメリカ仲介の和平協定に調印(2025/12/5 Reutersなど)
12/4にホワイトハウスで、今年6月にコンゴ・ルワンダ政府間で合意に達した和平協定の調印式が実施されたとのことです。 一方でその実効性は疑問視されており、調印式当日にもコンゴ東部でコンゴ政府軍とM23(ルワンダの支援する武装勢力)との衝突があったとのことです。ムクウェゲ医師もSNS等で懸念を表明しています。 また、和平協定を仲介しているアメリカはコンゴの有する鉱物資源へのアクセス拡大への野心を隠しておらず、今後の展開を注意深く見守る必要があります。 記事リンク: https://jp.reuters.com/world/us/3KNXMMW7TVJN7LPVX6645A3WJ4-2025-12-04/
2025年12月6日
【コンゴ情報】ムクウェゲ医師よりコンゴ・ルワンダ和平協定に対する声明が発表されました
ムクウェゲ医師より、アメリカ仲介のもとで今年に実施されたコンゴとルワンダの和平協定について、声明が発表されましたので共有いたします。 この和平協定はコンゴ国民の意見が反映されておらず、和平プロセスに透明性が欠如していること、経済的利益を目的として仲介国の恣意的に進められていること、ルワンダが支援している武装勢力『M23』が違法占領や攻撃を継続しており協定が形骸化していることなど、コンゴがいまだ苦しみ続けていることが綴られています。 併せて、国連安保理決議に従ったプロセスを進めること、国際社会の強力な制裁を実行すること、和平のプロセスにコンゴ住民の意見を反映させること、などを求めています。 *英語で掲載されています https://www.facebook.com/DrDenisMukwege/posts/statement-on-the-washington-and-doha-processes-jeopardizing-the-future-of-the-dr/1387137952782021/
2025年12月3日
【コンゴ情報】コンゴ料理の紹介(2025/11/7 産経新聞)
11/7 産経新聞にて、普段我々になじみの薄いコンゴ料理が紹介されておりました。 https://www.sankei.com/article/20251107-S3BBZSQBSBPCBDCCVSUIMEKIJE/ パンのような主食「フフ」、豆入りトマトスープの「マデス」、野菜と干し魚の油いための「ンダカラ」など、どれも美味しそうです。
2025年11月10日
【コンゴ情報】2025年6月にアメリカ仲介にてコンゴとルワンダで締結された「和平」協定に関する報告書(2025/10/21、The Oakland Institute)
カリフォルニア州オークランドの独立系政策シンクタンク「The Oakland Institute」より、2025年6月にアメリカ仲介にてコンゴとルワンダで締結された「和平」協定に関する報告書が発表されました。 https://www.oaklandinstitute.org/sites/default/files/2025-10/shafted-scramble-for-critical-minerals-drc.pdf 報告書ではアメリカの「和平」協定や地域経済統合の目的を、「鉱物へのアクセスと支配」と断じ、ルワンダによる侵略の拡大やコンゴが搾取されている状況の悪化への懸念などが述べられています。
2025年10月27日
【コンゴ情報】2025年7月にM23がコンゴ東部民間人を大規模虐殺(2025/8/20 Human Rights Watch)
2025年7月にルワンダが支援する武装勢力M23が、コンゴ東部の少なくとも14の村と小規模農村で少なくとも140名の民間人を殺害され、犠牲者は300名を超える可能性があるとのことです。 この事態に対して、Human Rights Watchは国連安保理、EU、各国政府に向けて、この残虐な行為への非難、実行関係者へのさらなる制裁・訴追を呼びかけ、ルワンダへの軍事支援を早急に見直すように求めています。 https://www.hrw.org/news/2025/08/20/dr-congo-m23-mass-killings-near-virunga-national-park?fbclid=IwY2xjawMc7C9leHRuA2FlbQIxMQABHgbZBQ9p2gJ900KChSouIqjIfP_7YuZlewqnnM-enhN9FE2Jozb9n46EoI_x_aem_cjfOIiK-Y8OjKQYx3N1OOg ムクウェゲ医師もこの報道に反応し、改めて国際社会に行動するように要請しています。 https://www.facebook.c
2025年8月28日
【コンゴ情報】ISIL支援の反政府がコンゴで少なくとも52人を殺害(2025/8/18 アルジャジーラ)
コンゴ民主 共和国安定化ミッション(MONUSCO)の発表によると、I SILに支援されている イスラム過激組織「民主同盟軍(ADF)」 が、8月9日から16日の間に北キブ州東部 で少なくとも52人の民間人を殺害し、死者数はさらに増える可能性があるとのことです。 https://www.aljazeera.com/news/2025/8/18/isil-backed-rebels-killed-at-least-52-people-in-eastern-dr-congo-un-says 先日、アメリカ仲裁の下でコンゴとM23が停戦で合意したばかりですが、コンゴ東部では極めて不安定な情勢が続いております。引き続きコンゴ情勢に注視いただければと思います。
2025年8月25日





