- 2022年2月26日
国連工業開発機関(UNIDO)によるコンゴ東部支援事業が始まります
日本政府予算により、国連工業開発機関(UNIDO)がコンゴ東部でパンジ病院と連携して支援事業を開始することになりました。 南キブ州を対象地域として、パンジ病院の一角で女性たちがサトウキビを原料としてアルコール消毒剤を作り、病院で利用すると同時に市場でも販売する事業です。消毒剤が感染病予防に役立つと同時に、女性たちの生計向上支援になり、さらにコンゴ東部で切望されている小規模製造業のお手本になることが期待される素晴らしい事業です。 RITA-Congoは事業の立案時からUNIDOとパンジ病院および東京大学の話し合いを仲介し、コンゴ東部の情勢や原料調達に関する情報提供に協力してきました。事業の実施状況をRITA-Congoからも日本のみなさまにお伝えしていきますので、ぜひご注目ください。 --------------- 実施機関:国連工業開発機関(UNIDO) 事業名:コンゴ民主共和国東部における社会的安定に向けた脆弱な女性の経済的エンパワーメント(Economic empowerment of vulnerable women for social
- 2022年2月18日
NHK World Newsroom Tokyoにて「コンゴの人権侵害を止められるか?」の英語版が公開されました
先日、NHKの「国際報道2022」で放送されたスマホや電気自動車に使用されるレアメタルと、コンゴの人権侵害の関連性や、コンゴでの人権侵害を止めるための解決策などが取り上げられた「コンゴの人権侵害を止められるか?」の英語版がNHK WorldのNewsroom Tokyoで放送され、Webで公開されています。 https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/videos/20220217211118979/ RITA-Congoアドバイザーのジャンクロード・マスワナ教授のインタビューも収録されておりますので、是非ご覧ください。 【補足説明】 英語版の放送タイトルは"Recycling to Stop Abuses in DR Congo"となっており、リサイクルでコンゴの暴力が止められるかのような誤解を招く可能性があります。 番組内では、日本国内でのさまざまなリサイクル事例が紹介されています。限りある資源の有効活用や紛争鉱物への依存度を下げるために、そのような取り組みが重要であることは間違いありません。 他方、日本語
- 2022年2月18日
【3/8(火)開催】映画『ムクウェゲ』公開記念ワークショップ スマホから考える世界・コンゴ・わたしたち
デニ・ムクウェゲ医師のドキュメンタリー映画『ムクウェゲ』の公開を記念して、認定特定非営利活動法人 開発教育協会 (DEAR)とワークショップを共催することになりました! 映画『ムクウェゲ』公開記念ワークショップ スマホから考える世界・コンゴ・わたしたち 3/8(火)国際女性デーに開催! http://www.dear.or.jp/event/9009/ コンゴ東部で5万人以上の性暴力被害者を救済し、2018年のノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ医師。 その活動を取材した映画『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師 』 (立山芽以子監督/TBSテレビ) の劇場公開を記念して、国際女性デーの3月8日にワークショップを開催します。 本作品ではRITA-Congoの華井と大平が制作に携わったDEARの教材『スマホから考える世界・わたし・ SDGs』を使った授業の場面と、スタッフへのインタビューも収録されています。 映画を観て「あの授業を体験してみたい!」「いったい、どんなプログラムなの?」と思った方、テーマに関心にある方のご参加をお待


- 2022年2月13日
学研『地球の危機図鑑』にて取り上げました
福士謙介監修『地球の危機図鑑』(学研、2022年)にて、RITA-Congoの華井共同代表が「飢餓と貧困」を担当し、貧困を招く紛争問題の一環として紛争鉱物問題を取り上げました。気候変動、エネルギー問題、環境汚染、食糧や水の問題からパンデミック、情報セキュリティまで、現代の地球が抱える深刻な問題を幅広く深く扱った書籍です。ぜひお手にとってご覧ください。 https://hon.gakken.jp/book/1450136900
- 2022年2月13日
NHK BS1「国際報道2022」にて特集されました
2月4日(金)のNHK BS1「国際報道2022」にて、特集「コンゴの人権侵害を止められるか?」が放送され、RITA-Congoの華井共同代表およびアドバイザーのマスワナ教授へのインタビューが紹介されました。 【NHKの番組案内より】 スマホやPC、電気自動車(EV)の蓄電池などの原材料として使われる「レアメタル」。世界屈指の産地、アフリカのコンゴ民主共和国では豊富な地下資源が武装勢力の資金源となって紛争が長期化し、鉱山では児童労働などの人権侵害行われているとして、その消費が大きな問題になりつつある。今後カギを握るのが、レアメタルのリサイクルだ。世界有数の鉱物資源輸入国である日本の現状と、リユース、リサイクルの最前線を紹介する。 https://www.nhk.jp/.../ts/8M689W8RVX/episode/te/J96M6781GN/

- 2022年2月8日
【オンライン・研究シンポジウム開催報告&字幕動画】紛争下の資源採掘と人権侵害
2021年12月17日に開催したオンライン・研究シンポジウム『紛争下の資源採掘と人権侵害』の字幕付き動画と報告書を公開します。 【内容】 1)開会あいさつ 華井和代 東京大学講師/RITA-Congo共同代表 2)研究発表 華井和代 東京大学講師/RITA-Congo共同代表 「紛争鉱物取引規制はコンゴの紛争構造を変えたか」 米川正子 明治学院大学研究員/RITA-Congo共同代表 「コンゴ東部における戦争の戦術としての性暴力の源泉」 ジャン-クロード・マスワナ 立命館大学教授/RITA-Congoアドバイザー 「コンゴにおける未報告の鉱物取引とその影響」 大石晃史 青山学院大学研究員 「国際開発援助のネットワーク構造:確率的ブロックモデルによる分析」 3)パネルディスカッション 討論者 林裕 福岡大学 准教授 4)質疑応答 【記録】 ◇字幕付き動画をRITA-Congo YouTubeにて公開しています https://youtu.be/3dSCy8YtDW4 ◇開催報告書はこちらからご覧ください
- 2022年2月1日
米川共同代表による解説「RITA-Congo Briefing Paper No.10 軍隊、紛争とパンデミック︓在日米軍での感染拡大から考える」
2022年2月1日 コンゴの紛争と重大な人権侵害にまつわる状況をRITA-Congoの米川共同代表が解説する「RITA-Congo Briefing Paper」シリーズの第10号となっております。 【過去の投稿】 第1号 第2号 第3号 第4号 第5号 第6号 第7号 第8号 第9号 第10号は「軍隊、紛争とパンデミック︓在日米軍での感染拡大から考える」です。 会員限定コンテンツですので、ぜひこの機会にRITA-Congoに入会いただき、ご購読ください。 *入会はこちらから RITA-Congo Briefing Paper No.10 なぜ国連はコンゴの不処罰に沈黙しているのか 2021 年 12 月から 2022 年 1 月にかけて、沖縄・広島・山口県の在日米軍基地で、オミクロン株を含む新型コロナウイルスの感染が急拡大しました。松野博一官房長官は 1 月 11 日、それが米軍基地に由来している可能性があることを言及しました。... <全文はこちら> (会員限定:パスワードはNo.9~で共通です)